“ダークファンタジー”『ライチ☆光クラブ』の公開
成長を否定した14歳の美しい少年たちの愛憎の物語、ある少女とロボットの恋を描いた“ダークファンタジー”『ライチ☆光クラブ』の公開初日舞台挨拶が2月27日に梅田ブルク7(大阪市北区)にて行われ、黄色い声が飛び交う中、古川雄輝さんと中条あやみさんが登場した。
一言ずつ挨拶を求められると、古川さんは演じた“ゼラ”が身に着けていた手袋を見せ、「おはよう、廃墟の恋人たち」と作中のセリフを披露し、観客からはさらに歓喜の声があがった。紅一点のヒロイン“カノン”を演じた大阪出身の中条さんは観客からの「おかえりー!」の声に「ただいまー!」と笑顔で答えながら「地元で舞台挨拶ができてすごく嬉しい」とコメントした。
古川さんは「ゼラのような狂気的というかクレイジーな役柄を挑戦してみたかったので演じられて嬉しかった。撮影は自由にやらせていただいた部分が多くてアドリブもいっぱいあった。作中でベロを“ベー”って出しているシーンがあるんですけど、これは元々台本にはなくて。どうしてもどっかでベロ出したくて、探ってここだ!ってなりました(笑)。監督は役者の演技プランを一度見てから決めてくださった」と撮影を振り返った。「撮影の合間も古川くんは徹底的にゼラで、ずっと“ゼラオーラ”が出ていた」と話した中条さんはカノンについて「監督といろいろ話して、母性というか皆を包み込む女神さまみたいな存在をイメージして演じた。見た目はすごく怖いライチ(ロボット)が、寒い時期での撮影だったので合間には皆と一緒にストーブにあたってて(笑)。そのちょこんと座っている姿を見て可愛いなって思った」と裏話を明かし、会場の笑いを誘った。
ボーイズラブ要素も含まれる本作、そんなシーンについて古川さんは「とりあえずエロく見せたいというのがなんとなく意思疎通できていたので、特に打ち合わせもなくさらっと撮影した。実際にできたものを見てもっといけば良かったなって。舌とか使って」と大胆発言し、会場を沸かせた。それを聞いた中条さんも「あれって本当にR15でいいのかなって思ったぐらいだったのに」と驚いていた。
中条さんは最後に「イケメンたちが頑張った作品でもあるし、可愛いライチのためにも(笑)“めっちゃ良かったで”って宣伝していただけたら嬉しい」と締めくくった。
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